もう男たちに居場所はないのか。「死」すら願われる男たちの嘆きの声を聴いてくれ!

うつむく男の子

皆さんこんにちはシロネコ書房(@shironeko_shobo)です。

 

最近になって少し思うのですが、近頃、男性っていじめられてきていませんか?

社会があれこれ変わって、個人の性別や個性からくる社会的な縛りが緩和されつつありますが、その陰の部分で、男性の肩身が狭まってきているように私は感じているのです。

今回は、そんな男性たちの悲痛な叫びを覗いていこうと思います。

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妻に迫害される男たち

ベッドに腰かけスマホをいじる女性と、ベッドの下に逃げた男

夫なんて大嫌い

最初に挙げるのは、妻を迎えて夫となった男たち。

彼らは今、世界一安心できるはずの「自分の家」という場所で命を狙われています。

 

夫婦と言えば、お互いを信頼しあい、愛し合って結ばれた、この世で最も親しい人間関係ですよね。

それを裏付けるように、Google検索では、検索キーワードに「妻」と入れると、その候補に「プレゼント」「クリスマス」などのワードが並びます。奥さん思いの旦那さん達のほほえましさが伺えますね。

しかし驚くべきことに、逆に検索キーワードに「夫」と入れると、「ストレス」「嫌い」「〇んでほしい」などの目を覆いたくなるようなワードが並んでいるのです。

 

そして、私が最も驚愕したのがこの記事。

退職後の「夫不要論」 日本社会の問題うつす|WOMAN SMART|NIKKEI STYLE
 あれはまだ、息子が乳児のころ。デパートのオムツ交換所で居合わせたお母さんと赤ちゃんのところに、5歳くらいの男の子が駆け込んできて言った。「お母さん、ゴキブリが来たよ!」え! ゴキブリが出たの? ...

 

この日経の記事によれば、この日本には

・夫を「ゴキブリ」扱いして、子供にもそう呼ばせている妻

退職した夫が不遇の事故で亡くなった奥方に対して、「うらやましい!」「理想的!」という声

家にいるときの夫は〇んだものとして見ている」という女性

各種メディアで目立つ「夫不要論」

等、「夫なんて大嫌い!」という妻が少なからず存在するようです。

「お互いに愛し合って、夫婦になったはずなのにどうして?このギャップはなんで?」と、未だ独身の私は恐怖と疑問でいっぱいです。

 

また、特にひどいのが、「主人在宅ストレス症候群」と呼ばれる病気。

主人在宅ストレス症候群

主人在宅ストレス症候群(しゅじんざいたくストレスしょうこうぐん)は、夫が1日中在宅するようになることで、妻が病気に掛かってしまう病気の一種。

出典:Wikipedia「主人在宅ストレス症候群」

退職後家にずっといるようになった夫に、日中の時間を束縛されることで体調不良になってしまうというのがこの病気。

夫と過ごす時間がキツイと以前から感じていた奥さんにとっては、そのような時間は確かに悪夢のようなものかもしれません。

それでも、愛している人から「一緒にいると気分が悪くなる……」なんて言われたら、私なら死ぬほどショックを受けますね……

 

離婚よりも死別が理想

「そんなにつらいならさっさと離婚してしまえばいいのでは?」という疑問もあります。

 

 

そんな不思議に対して、この本では驚愕の理由を説明しています。

 

それはずばり「お金」世間体。

イサミ
「夫が〇ねば、遺族年金や保険など、様々な「未亡人特権」が得られますから。熟年離婚で「バツ」がつかないのも特典の一つです

 

こうした理由から、夫が嫌いな妻たちは虎視眈々と夫が息絶えるのを待っているというのです。

 

なんとも恐ろしい話ですが、その事実を多くの夫達は知る由もありません。

自分の知らないところで、今年のクリスマスのプレゼントは何にしようか?と思っている相手に自分の死を望まれている……夫婦ってこんなにもおどろおどろしい関係だったでしょうか。

 

どうしてこんな関係に?

このような関係は、男は外、女は家庭というこれまでの分業的価値観が生み出した弊害と言われています。

家でのコミュニケーション不足から、家庭内別居、実質的には母子家庭、なんて状態の夫婦も多く存在するようです。

 

イサコ
「死に物狂いで働いてお金を稼いできたのに……」

 

そう嘆く夫たちの声は、しかし、「家庭をかえりみない、私たちの苦しみを知らない、想像力の欠如したあなたが悪いんだ!」と叫ぶ妻たちの元へは届きません。

 

男性側に責任があることも事実でしょう。

「家のことは全部女がやるもんだ」という考えを持ち、家事や子育てへの無関心を貫いて家庭をおろそかにしてしまう……というのはちょっと身勝手じゃないかなと、私自身思うところではあります。

 

しかし、いくら仲が悪かったとしても、愛している人に「〇んでほしい」と思われるのは辛いですよ……。

家にいながら、妻からの殺気に怯える日々を過ごす男たちに、どうかスプーン一杯分の優しさを……。

 

悪いことをするのはお前らだ!と思われている男たち

フードを被ったひと

どうせ男がやったんでしょ

次に挙げるのは、悪人に仕立て上げられる男たち。

突然ですが、以下のようなシチュエーションを想像してみてください。

 


~とある高校のHRにて~

トト先生
いいかーお前ら。最近この辺りに不審者が出るらしいから、登下校中は気をつけるんだぞー!
子イサコ
先生、その不審者ってどんな奴なんですかー?
トト先生
えーと……身長は165cmくらいで、黒い服をきていて、細身で、中高生に突然「ねぇねぇ、一緒に映画見にいかない?」と声をかけてくる奴らしい。
子イサコ
うわぁ…何それ怖っ!

 

私が高校生の時にも何度かありました、この不審者情報。毎度毎度へんてこな情報が多かったイメージですが、あれって本当の話だったんですかね?。

 

さてさて、本題はそこではなく、みなさんの頭の中にあります。

皆さんは、当時も今も、こういった情報を聞いて想像する不審者・犯罪者を勝手に「男性だ」と仮定していませんか?

 

もちろん、「私は女性の場合も考えた!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、事実として、いわゆる犯罪や暴力関連の話になると、大抵の人間はその犯人を男だと考えて話を進める傾向があります。

 

おそらくこれは、犯罪や暴力沙汰を起こすのが確率的にも男性のほうが多いからでしょう。

 

しかし、もちろん全部が全部男性だということはないのです。

法務省の調査によると、平成23年時点で、殺人事件の犯人が女性である比率は24.5%と、全体の約1/4を占めています。

4人に1人が女性ですからね、これを見て「暴力、殺人」=「男!」と紐づけるのは強引というものです。

 

男は危ないから、みんな犯罪者予備軍!?

犯罪者は男!という認識に加えて、もともと男性は粗野なイメージや危険なイメージを与えやすい(?)のか、最近では

 

・町を1人で散歩していたら、翌日の息子の学校だよりに不審者として掲載された。

・登校中の子供たちに「おはよう」挨拶したら不審者にされた。

など、不遇な扱いを受けてしまう男性が後を絶ちません。

 

また最近だと、

という千葉市長の発言から、

「男性保育士が女児の着替えやオムツ交換をするのはOKかNGか」といった議論が盛んにおこなわれています。

 

反対派の意見としては、

・性犯罪者の9割が男なんだから警戒して当然

・女児の羞恥心を考慮しろ

・幼児性愛者の男性がいることは明白なんだから、保育士だろうとリスク排除したほうがいい

などが挙げられていました。

 

これらの反論に対して、個人的には

・「性犯罪者の9割」とは言うけれど、その9割は全男性の何割に該当するのだろう?また、1割は女性の性犯罪者もいるし、そもそも現在の男性介護士の数は全体の10%にも満たないのだから、確率的には女性のほうが危険では?

・では女性介護士の男児への着替えやオムツ交換もだめだよね?

・女性にも幼児性愛者はいるし……。

と、反対意見に素直に納得が出来ません。

 

これら一連の流れを見ていて思ったのは、「男性への信頼感って今こんなにも低いのか」ってことです。

 

確率的には確かに犯罪を起こすのは男のほうが多いかもしれません。

しかし、大多数の男性は善良で無害な普通の人間です。

それなのに、いろんな場面で「こいつは何か悪さをするかもしれない」と疑われ、怪しまれ、奇異の目を向けられるのは大体が男性です。

 

先の保育士の話では、女性保育士→男児への危険性は想定さえもされていませんでした。

それだけ、もう男性への世間からの信頼感は失われつつあるということなのでしょうか。男はみんな、犯罪者予備軍なのでしょうか。

 

 

人と人の関係を構築するのは「互いを信頼する心」です。

 

・男は痴漢するから電車・バスに乗らないでほしい。

・あいつは昼間から外歩いてるから不審者認定する。

・男はみんなロリコンの気があるから子供に近づけちゃダメ。

 

こんな「疑わしきは排除する」社会がこの先出来上がっていくとするならば、我々男たちは一体どこへ行けばいいのでしょうか。

 

居場所を求めさまよう男たちに、おちょこ一杯分の信頼感を……。

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強くあらねばならぬ男たち

力こぶをつくる男性

男たるもの……

最近、いわゆる「草食系男子」が増えていると言いますね。

恋愛や男女交際に消極的で、女性に対してあまり興味のない男性のことをそう呼ぶようです。

 

しかし、この言葉が「もっとしっかりしろよ男子」というニュアンスで使われることが多いように、男性には「男らしく、積極的で、力強い」ことが求められえるのがこの世の中。

 

「強く、たくましく、そして頼りがいのある人間になりなさい」というのが世の男達に課せられた使命なのです。

 

しかし、その使命ゆえに窮地に立たされている男性が世の中にはたくさんいます。

次からは、そんな男たちの悲痛な叫びを見ていきます。

男=強いってわけじゃないんだ

皆さん、DV(ドメスティックバイオレンス)はご存知かと思います。

恋人やパートナーに対して暴力を働いたり、暴言を吐いたりすることですね。

いくら親しい間柄でも、大切な人を傷つけることは決して許されることではありません。お互いに支えあうはずの関係なのに、それでは真逆の結果になってしまいます。

ちょっとイラっとした時だって、少し落ち着いて、相手と自分の価値観や相違点を今一度話し合うことが大事です。

 

ところで、みなさん。このDVの話、ここまでに性別を限定するワードは使われていませんが、無意識に男性を加害者側においてイメージをしていませんでしたか?はいそこ、正直に言いなさい!先生怒らないから!

 

そう、前章の内容ともかぶりますが、暴力的な話は自然とその主体が男性へと置き換えられてしまうのが今の世の中です。

イサミ
暴力沙汰を起こすのはいつだって男。DVなんて、男女間の出来事なのだから、力の強い男のほうが加害者に決まってる

 

このようなイメージは、おそらく多くの人々が抱いているものだと思います。

 

しかし、この動画を見た後、みなさんは同じことが言えるでしょうか。

これは、男女間のいさかいに対する世間の反応を表したイギリスのCMです。

 

動画の概要

最初の場面では、街中で男性が女性に詰め寄り、乱暴につかみかかっています。

それを目撃した通行人は次々に止めに入り、「どうしたの?」「警察を呼ぶぞ」と男性に暴力の停止を呼びかけています。

そして突然動画が巻き戻ったかと思うと、次に男性と女性の立場が逆転した映像に切り替わります。

今度は女性が男性に詰め寄り、突き飛ばし、髪をつかみ、叩き、最後には男性をフェンスにぶつけます。

その様子は多くの通行人に目撃されていましたが、みんなニヤニヤとその様子を眺めるばかりで誰も止めに入りません。

先ほどよりも明らかに暴力的な行為が行われているのにもかかわらず、この女性の行いは大勢の人々に見逃されているのです。

そして最後に、暗転した背景に「DV被害の40%は男性」「暴力は暴力」という文字が流し込まれます。

 

いかがでしたでしょうか。このように、男性のほうも多く女性から暴力を受けることがあり得るのです。

DVと言えば男が悪者!というような認識なのは、動画内の通行人が女性の暴行を笑って見逃したように、それが事件として表面化しづらいからなんです。

これは、女性のセクハラがあちこちで騒がれるのに対して、男性の事例がほとんど取り沙汰されないことともつながっています。

 

また、通行人たちが暴行を受ける男性を見る表情の中に、どこか「男なのに女の子にあんなにやられて、情けないなぁ」という嘲笑が入り込んでいたのも特徴的でした。

これは、「男のほうが強くあるべき」という、この章の冒頭にあげた男子の使命が関係しています。

 

「男なんだから、強くあって当然」という考えは、このように男性への故なき暴言・暴力を許容する側面を生み出してしまっているようです。

 

 

もはや、男子特有の「呪い」ともいえる現象ですね。

 

これは、何も海外だけの話ではありません。

デートDV 暴言や暴力…被害者は男子生徒、女子の倍以上

大阪府の高校生グループが府内の約1000人の中高生に「デートDV」に関する調査をしたところ、男子生徒の3割以上が「(彼女から)暴言や暴力を受けて傷ついた」経験があることが分かった。女子生徒が「(彼から)暴力を受けた」割合は12%で、男子の半分以下。交際相手に「暴言が嫌と言えない」割合も、男子(30%)が女子(22%)を上回った。

調査は昨年9〜11月に書面で実施。府内の105人の中学生(男子55人、女子50人)、886人の高校生(男子300人、女子586人)が回答した。

 一方、暴力を嫌だと言えない男子は24%、女子は17%。「下着姿や裸の画像を求められると断れない」という高校生は男子が23%、女子が17%だった。

 男子の場合、女子に「『〇ね』『デブ』と暴言を吐かれるが、好きなので別れられない」や「たたかれて嫌だが男として我慢せざるを得ない」との答えがあった。女子は「ラインにある男友達の連絡先をすべて削除するように強要されて困る」などと悩んでいた。

毎日新聞「デートDV 暴言や暴力…被害者は男子生徒、女子の倍以上」

 

日本の若い子供たちの間でも、男女間のトラブルにおいて、助けを求めている男子の数は多いようです。

しかも、その数は女子の倍。

「男として我慢せざるを得ない」という言葉があるように、「強くあらねばならない故に、弱音もはけない」。

そんな男子が、日本にだってたくさんいるんです。

 

「助けて」と叫べない日本の男児たちに、一本の救いの糸を……。

 

最後に

今回は、男たちの悲哀と嘆きの一幕をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事を書こうと思ったのは、2章で紹介した男性保育士の問題を目にした時ですね。

こんなにも、男って信頼されてないんだな……と思ったのがきっかけです。

社会が、人が、もう少し男性に対して信頼と、そして「弱さを見せてもよい」環境を与えてくだされば、こうした悲しみも少しは和らぐのかな……とも思いますが、いかんせん難しそうです……。

 

ここで一つお詫びというか弁解を。

今回は男性側の悲しみを表にした記事だったため、対比としての女性を悪く言うように聞こえてしまった方がいるかもしれません。

しかし、私自身にそうした意図はなく、例として挙げた女性(特に妻の章で)についても、「そういう人もいる」という事実のみを表したにすぎません。

女性全体がどうこうだと悪く言うつもりなど毛頭ないです。

全体の表現についても注意したつもりですが、お気に障ることがあったとしたら申し訳ありません。

 

男性も女性も、同じ人間ですが、やはり違う生き物。

お互いの「ここをもっと知ってほしい!」という会話や対話を、この先々でもっともっと行っていく必要がある……そんなことを思いながら、今回はこの辺で。

 

ではでは、またまた。

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ABOUTこの記事をかいた人

シロネコ書房

物語とコーヒーが好きな一般成猫。横浜市の隅っこで暮らしています。人の「心」について興味を持ち、日々、ふむふむと勉強中。 このブログでは、これまでに学んだ「毎日を生きやすく、楽しく暮らす」ための心のノウハウを、Life Hack(ライフハック)ならぬ「Cocoro Hack(ココロハック)」と称して紹介していきます。