皆さんこんにちは、シロネコ書房(@shironeko_shobo)です。
以前、竹内一郎氏の「人は見た目が9割」という本がベストセラーになりましたが、心理学的に見ても、容姿が人に与える影響というものは大きいものです。
特に、人と人との最初の出会いにおけるお互いのイメージ、つまり第一印象がもたらす影響は、今後の付き合いや、そもそも付き合いが始まるかどうかさえも左右してしまいます。
では具体的に、どのような外見的特徴が人の第一印象の形成に関わってくるのでしょうか。
今回は、そんな見た目から始まる「出会いの心理学」を紹介していこうと思います。
見た目が与える印象

人と人との最初の出会いにおいては、お互いがお互いの情報を知り尽くしているなんてことはあり得ません。
お見合いや友人の紹介などでは事前に相手の情報を知らされていることもありますが、それでも内容は限定的です。
そのような状況では、人は体型や服装など、外見的特徴によって相手の印象を作り上げようとします。
つまりは、足の先から頭のてっぺんまでの、視覚情報のみで相手を判断しようとするわけです。
では、具体的に、各身体的特徴がどんな印象を相手に与えるかを詳しく見ていきましょう。
体型・顔の特徴
相反する二つの身体的特徴がどのような性格と結び付けられて他人に認知される傾向にあるか、という研究によれば、
1【肥満度・身長】
太っている人は、痩せている人と比べ、
という印象を持たれやすく、背の高い人は低い人に比べ
太っているという外見的特徴は、世間一般ではマイナスの要素として扱われがちですが、こと初対面においては、多くのプラスの印象を相手に与えるようですね。
そして、モテる男の必須条件!と言われる(クソくらえだ!)高身長ですが、初対面では、意外にも親しみにくさや不親切さのイメージも与えてしまうようです(ざまぁみろ!)。
また、
2【額の広さ】
額の広い人は狭い人と比べて、
という印象を相手に与えます。
そして、
3【口の大きさ】
口の大きい人は小さい人と比べて、
おでこが広いという事実は、男性諸氏においては将来的な懸念事項ではありますが、一概に悪い印象を与える要素というわけでもないようです。全国のでこっぱち諸君に光あれ。
そして、ガハハ笑いの映える大きな口……は、闊達な印象を与えるものの、粗野なイメージも同時に与えてしまうようですね。
服装・装飾品

身に着けるものによっても、相手に与える印象はがらりと変わります。
4【眼鏡】
眼鏡をかけると、普段の装いの時よりも、
という印象を強めることになります。
知的な印象は予想がつくものですが、その他は……なにやらマイナスの要素が多いですね。
コンタクトレンズがもてはやされるこの時勢の背景には、このような心理も働いているのでしょう。
5【和服】
和服を着ると、洋服等、普段の装いの時よりも
というイメージを相手に与えます。
花火大会やお祭りが多く行われる夏には、色使いが華やかな浴衣姿の女性を多く目にしますよね。
しかし、目にうるさくない、逆にしとやかで落ち着いたイメージを着ている人間に与えるのは、この和服そのものがもつ心理イメージが働いているからなんです。
6【かつら】
かつらをつけると、普段の装いの時より
といった印象が強くなります。
初対面でかつらと見抜かれる状況もあまりないかと思いますが、このほとばしらんばかりのマイナス要素、そしてバレた時のリスクを考えると、装着は賢明な判断とは言えないかもしれません。
人間、下手に取り繕うより、ありのままの自分で過ごす方が良い時もある、ということでしょうか。
7【ひげ】
ひげを蓄えた男性は、その度合いが大きいほど
と、かなり良い印象を相手に与えるようです。
ただ、ひげは文化的影響が大きいパーツでもあり、英国や米国では上記のような印象をあたえるものの、日本では、状況によっては
という印象を与えかねません。特に若い男性ほどこの傾向は強いようで、進学や就職活動など、他人に評価される場面では特に気をつけたい心理要素です。
まとめ
さて、以上7つの身体的特徴を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
冒頭にも書きましたが、第一印象は出会いの場においてとても大事な要素です。
どうしても仲良くなりたい相手、長く付き合っていきたい取引先との初対面など、「第一印象が全て」と言えるようなシチュエーションは世の中に数多く存在しますからね。
体系や顔については、生物として抗えない部分もあるかもしれませんが、身に着けるものに関しては、自分でも操作が行えるものです。
これから自分が赴く場所、対面する相手に応じて切り替えることで、よりよい印象を相手に与えることもできますから、ぜひとも怠らず、その先の成功をものにできるようにしましょう。
外見のその先へ……
第一印象の形成は、このように外見や身体的魅力が重要な役割を果たしますが、人間関係が深まっていくと、性格・価値観など、内面的な特性が大きくかかわってきます。
当然のことですが、やはり内面も磨いておかなければ、よりよい人間関係を築くのは難しいということですね。
※この先閲覧注意!残酷な真実を含みます
さぁ、大仰に警告をしましたが、内容はなんてことない話ですよ、えぇ。
そう……やはり容姿の優れた人間は第一印象の形成においても多く得をする、という簡単な話です(歯ぎしり)
米ミネソタ大学で行われた研究では、学生に、外見の異なる同年代の人物写真をさまざま見せ、それぞれの人物の印象評定を行わせました。
すると、外見的な魅力が高い人間ほど、第一印象においては、
と評される傾向があることが分かったそうです。
つまり、その反対は……
残酷すぎる現実ですね。
しかしやはり、人間大事なのは中身です(唐突)。
イケメンだろうが何だろうが、中身の伴わない人間はすぐに飽きられます。
そして、第一印象が良いということは、その後に期待されるものが大きいということでもあります。そう考えると、一概にイケメン・美女であることを喜ぶべきではないのかもしれませんね。
あー、イケメンじゃなくてよかった!
以下の記事では、出会い以前の印象形成についても述べていますので、よろしければこちらもご覧ください。

それでは、またまた。
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