「信じれば未来は開ける」は本当だった!プラシーボ効果が引き起こす不思議な現象とは

プラシーボ サムネ

思い込みの力を侮ってはいけないのかもしれません。

 

辛いとき、苦しいとき、「ポジティブに考えることが大事だよ!」「前向きに、次に進もう!」……なんて言われても、そうそう簡単に気持ちを変えることはできませんよね。

しかし、そんな時でも負けずに「自分はできる人間だ!」「頑張れば、夢はかなう!」と強く思い込むことで本当に未来を切り開く力が湧いてくるとしたら、どうでしょうか。

今回は、そんな一見信じがたい心理効果、「プラシーボ効果」をご紹介したいと思います。

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プラシーボ効果とは

たくさんの薬

プラシーボ効果とは、別名:偽薬効果ともいい、一般的には、本来何の薬効も持たない薬を本物と偽って患者に投与したのにもかかわらず、患者が病気から回復することを意味します。

 

例えば、お医者さんに処方された薬がただの砂糖菓子だったとしても

医師トト
これが特効薬です(嘘)
患者イサコ
うぅ……先生、ありがとう。……は!?すごい!治った!?さすが先生!ありがとうございます!

 

……と、さすがにこれは大げさですが。
このように薬と医者の言葉を信じ込んでしまうことで、実際に病気を治療してしまうような作用が生じること、これがプラシーボ効果なんです。

 

実は、このプラシーボ効果がなぜ起きるのか、医学的にはまだ解明されていません。

ただ、上記の例のように鎮痛剤と称した偽薬を投与した場合、約30パーセントの患者に鎮痛効果が現れたという研究結果が出ています。

人間の思い込みの力が、体と脳の反応まで変えてしまうという事実は認めざるを得ないですね。

 

いろんなプラシーボ効果

プラシーボ効果は、医療の現場以外でも効果を発揮する場面が多くあります。

以下では、私達の身近に存在するプラシーボ効果を紹介していきたいと思います、

 

人は酒と思えば水でも酔う

カラフルな3つのカクテルグラス

 

分かりやすいプラシーボ効果で言えば、お酒の席でまず1つ。

 

もうそろそろやめた方が……という人のお酒を、そっと、水やジュースに取り換えてみてください。

それをお酒と信じて飲み続けた人は、どうしてでしょう、べろんべろんに酔ってしまうんですね。

 

これは、水を酒と信じきった脳と体が、本当にお酒が体に入ってきたかのように反応したことから起こる現象です。

思い込みから、実際に血中や脳内のアルコール濃度が高まるという結果が引き起こされてしまう……。

これもプラシーボ効果が体に作用した結果ですね。

 

子供に「頭のよくなる飴」を与えると、本当に成績が上がる!

本を読む子供

 

突然ですが、ここからはシロネコショッピングのお時間です!

母親トト
子供の成績を上げたい!!

 

そんな子供想いで教育ママなあなたには、この頭のよくなる飴「テンサイキャンディー」がおススメです!

このキャンディーには、ポリフェノールやDHAなど、脳を活性化させる成分がギュッ!と詰まっており、1日1粒舐めるだけで、記憶力や読解力、計算処理能力を劇的にUPさせます!

数々の有名進学校に受かったお子様の4人に一人が、このテンサイキャンディーを使用されており、また、あの東〇大学の教授もこのキャンデーの有用性を証明してくださっています!

実際に使用されているご家庭の声がこちらです。

母親トト
最初は半信半疑だったんですけど、息子に「これは頭が良くなるすごい飴だからね。大学の偉い先生も認めているものなの!」「〇○高校行った鈴木君も舐めてた、頭の回転が速くなる飴なんだからね」って言って食べさせてたら、本当に成績上がっちゃってびっくり!テストの点数も、いつも平均点ギリギリだったのが、90点以上がもう当たり前で……ちょっと怖いくらいです!
息子イサコ
お母さんからこの飴の説明をされて、単純に「すごい飴だ!」って思いました。僕も頭よくなりたいって思って食べてみたら、本当にいろんなことがスッと頭に入ってくるような気がして!今では、勉強の前の必需品です!

※使用感には個人差があります

さぁ、ご注文は今すぐ。0120-〇〇ー4625 まで!
オペレーターを増員して、お待ちしております!

 

――――と、突然始まりました通販番組ですが、実はここにもプラシーボ効果が隠れています。

 

「テンサイキャンディー」なんて、いかにも胡散臭い商品ですが……お客様の声にあるように、こんなものにも効果があるのは確かなようですね。

 

……が、それがすべて飴の効能かと言えば、答えはNOです。

 

ポイントは、お母さんのコメントの太字部分です。

お母さんは息子に、「頭のよくなる!大学の教授が認めた!秀才の鈴木君も舐めてる!すごい飴だから!」と説明しました。

それを信じた息子さんはその気になり、飴を舐めつつ勉強に励みます。

 

「この飴があれば、僕も〇〇高校に行ける!」と信じて。

 

その思い込みが息子さんを勉強へ向かわせ、もしかすると本当に頭の回転が速くなったり、暗記がスイスイできるようになったのかもしれません。

そうして、この子の成績は上がっていったのでしょう。

 

もちろん、飴の効果がゼロだったとはいいません。ただ、やはり大きいのは、飴の力を信じたことによるプラシーボ効果なんです。

 

このようなプラシーボ効果は、多くの健康食品や民間療法に見て取れます(最近だと〇素水とか……)。

効果としては眉唾ものだったとしても、それを信じて疑わないことで、結果としては望んだ効果を得ることができる。

信じる力が体に作用を生むことで支持されてきたものたちが、世の中にはたくさんあるんですね。

 

まぁ、どれを信じる・信じないは個人の自由なわけですが、こうした思い込みを利用した悪徳商法などが多く存在しているのも事実。

特に健康食品ややスピリチュアル系統のアイテムなどはこの傾向が強いので、皆さんどうか、怪しいセールスだけには十分に気を付けてくださいね!(私のおばあちゃんがハマりかけたので……)

 

思い込みは“やけど”さえも引きおこす!

焦げたパン

 

信じられないことに、プラシーボ効果は私たちのリアルな感覚さえ捻じ曲げてしまのです。

その昔、このような実験がありました。

 

ニューヨークのコロンビア大学医学部のハーバート・スピーゲルが実験したことだ。彼はイマジネーションを利用する実験で、米国陸軍のある伍長を被験者にした。彼は、この伍長に催眠術をかけて催眠状態にしたうえで、その額にアイロンで触れる、と宣言した。しかし、実際には、アイロンのかわりに鉛筆の先端で、この伍長の額に触れただけだった。

その瞬間、伍長は、「熱い!」と叫んだ。そして、その額には、みるみるうちに火ぶくれができ、かさぶたができた。数日後にそのかさぶたは取れ、やけどは治った。この実験は、その後四回くり返され、いつもまったく同じ結果が得られた。

さて、五度目の実験の時には、状況はやや違っていた。この時には伍長の上官が実験に同席していて、この実験の信頼性を疑うような言葉をいろいろ発していた。被験者に迷いや疑惑を生じさせる状況のもとでおこなわれたこの時の実験では、もはや伍長にやけどの症状が現れることはなかった。

朝日選書「心の潜在力プラシーボ効果」 広瀬弘忠 より

なんと、プラシーボ効果はやけどさえも引き起こしてしまう力を秘めていたのです。

催眠状態の中、この伍長はアイロンを当てられると信じ切っていました。そして、実際にはただ鉛筆で触れられただけなのに、額にはやけどの跡ができてしまいました。

思い込みの力が、体の触覚や、熱の感じ方、はたまた痛覚さえも“誤解”させて、このような現象を引き起こしたというわけです。

 

そして面白いのは、5回目の実験で伍長が実験の内容に疑いを持ち始めた途端、やけどは全く生じなくなったという点です。

ここから、プラシーボ効果は自分自身が心から信じ切って初めて効果が現れる現象だということもわかりますね。

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犬にも効果があるって!?

落ち込んだ黒いラブラドール

ある製薬会社が、癲癇(てんかん)持ちの警察犬を用いた二重盲検法(実験者も被験者も内容について知らないままで行う方法)による実験を行いました。

 

犬たちを2つのグループに分け、片方のグループには病気に効く本物の薬を、もう一つのグループには偽薬を投与しました。

すると、偽薬を与えられたグループにも症状が改善した犬たちが現れたのです。

 

「薬を飲む」という行為が、犬にさえも「これで良くなる」と思い込ませることに成功し、プラシーボ効果によって病気が改善したのですね。

 

これは実に面白いことです。

なぜなら、この実験はテキストエディタで使うこと「人間に限らず、私たち動物には『病気が治る』と信じられる外的要因があれば、体がそれを実現しようとする機能がある」かもしれないことを示唆しているからです。

 

私たちは病気になると『病院に行き、医者に診てもらい、薬をもらう』という行為ををごく自然に行います。そうして、もらってきた薬が病気を治してくれると信じています。

 

しかし、もしかすると、病院に行く、医者に診てもらう、薬を飲む、というプロセス自体が、体が病気を治すために必要な思い込み要因になっているのかもしれません。

 

考えれば考えるほど、人の心と体って不思議ですよね。

 

偽薬と分かっていても効果が続く!?

え?私騙されてたの!?と驚く女性

本物だと信じることで起こるプラシーボ効果ですが、実は偽薬であると分かっている場合でも効果が現れることがあります。

 

ある研究では、偽の鎮痛剤を何度も服用していた患者(プラシーボ効果によって鎮痛作用は出ていた)に、「実はそれ、偽物の薬なんです」と明かしたところ、なんと、その後も偽薬が鎮痛作用をもたらし続けていたという報告があります。

 

さらに研究を重ねたところ、この「バレてもプラシーボ」の発動には数度の実体験が必要であることが分かりました。

その回数は、約4回。

つまり、プラシーボ効果による体調・病状の改善を4度ほど体験すると、それが嘘だと理解した後にも、脳と体はこれまでと同様に良い反応を起こしてしまえるということです。

 

確かに、一度思い込んだことに長く確信を抱いていると、それが事実に反することだと分かってもなかなかすぐには切り替えられませんよね。

 

しかし、これが本当ならこれまたすごいことです。
もしもこれを意図的に引き起こすことが出来れば、近い将来には薬代や医療費を大幅に削減できることが出来るようになるかもしれないのですから!

そういう意味では、この分野の研究が進むことを心から祈るばかりです。

 

まとめ

さてさて、ながらくプラシーボ交換について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

思い込むだけで、信じるだけでいいことがあるのなら、明日からはぜひ前向きな思いを抱いて生きていきたいですよね!

単純にそう思えるのは、私が能天気なだけかもしれませんが……(笑)

 

しかし、よく考えてみれば日本人って昔から思い込みや信じる力を利用しているんですよね。

 

たとえば、験担ぎをしたり、お守りを買ってみたり。
そして「もう大丈夫!」と思い込む・信じることで、そこからは元気よく行動が起こせます。
不安だなぁ、心配だなぁ、と思いながら行動するよりも、確実に前向きな結果に向かえますよね。

 

実際に、後ろ向きなことばかり考えて、それが本当にマイナスの影響を脳や体に及ぼしてしまう「ノセボ(ノーシーボ)効果」なんてのもありますから、
ネガティブ脳になってしまうと、あまりいいことはないのかもしれません。

 

プラシーボ効果はどこかオカルトチックな雰囲気をもつ心理効果ですが、多くは客観的で実証的な方法によって研究されてきたものです。(心理学研究ってそうやって行われるものなんですが、いまいち広く理解されてないみたいです……)

だからといって妄信するのもまた違いますが……。

しかし、馬鹿みたいに前向きに前向きに考えて動いたほうが、人生うまくいくこともあるかもしれませんね。

 

病は気から、成功は無根拠な自信から!

 

ではでは、今回はこの辺で!

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ABOUTこの記事をかいた人

シロネコ書房

物語とコーヒーが好きな一般成猫。横浜市の隅っこで暮らしています。人の「心」について興味を持ち、日々、ふむふむと勉強中。 このブログでは、これまでに学んだ「毎日を生きやすく、楽しく暮らす」ための心のノウハウを、Life Hack(ライフハック)ならぬ「Cocoro Hack(ココロハック)」と称して紹介していきます。